ホンダが24年ぶりに新型「プレリュード」を復活! 進化の核心は「e:HEV」にあり

ホンダは2025年9月5日、約24年ぶりとなる新型「プレリュード」の販売を開始すると発表しました。2ドアクーペのボディにハイブリッドシステムを搭載し、システム最大出力は325馬力という高性能さが特徴です。価格は617万9800円(税込)に設定され、月間300台の販売を計画しています。

~「UNLIMITED GLIDE」が導く、新時代のスポーツカーの形~

■ 伝統の名を継ぐ、全く新しいクーペ
「プレリュード」は、1978年から2001年までに4世代にわたって生産・販売されたホンダを代表するクーペです。先進の技術と卓越した走行性能で多くのファンを獲得し、ホンダのスポーツカーとしての顔であり続けました。それから四半世紀の時を経て復活を果たす新型プレリュードは、電動化という現代の技術で「スポーツカーの新しい価値」を追求します。

■ コンセプトは「UNLIMITED GLIDE(アンリミテッド・グライド)」
今回の開発コンセプトは「UNLIMITED GLIDE」です。これは、「グライダーのように、優雅で気持ちよく、どこまでも滑空していくような走行感」を追求したことを意味しています。従来のエンジン音やギアチェンジの衝撃といった「興奮」だけではない、電動化時代ならではの「新しい没入感とスポーティーさ」を表現しています。静寂性と力強い加速を両立させ、景色を滑るように走る体験を提供することが目指されています。

■ 核となるパワートレインは高性能e:HEV
最大の注目点は、2.0L直列4気筒エンジンと2つのモーターを組み合わせた「e:HEV」システムを搭載することです。そのシステム最大出力は325馬力という高性能ぶりで、かつてのプレリュードが掲げた「先進性」をパワーユニットで体現しています。エコモードであれば燃費性能も発揮しつつ、スポーツモードではエンジンとモーターのフルパワーで力強い加速を実現します。環境規制が厳しい現代において、持続可能な形でスポーツ性能を実現した点が画期的です。

■ 熱狂と現実のはざま:ファンの反応
この発表を受けて、SNS(X)を中心に熱い反応が巻き起こっています。往年のプレリュードファンからは「待ち望んだ復活!」「デザインが美しい」と期待の声が多数寄せられる一方で、価格が617万円超である点については「思い切った価格設定」「高い」といった声も多く見られます。かつてのプレリュードが比較的手の届きやすいスポーツカーとして親しまれたことを思えば、高性能ハイブリッドシステムを搭載した現代ならではの「現実」が反映された結果と言えるでしょう。

【まとめ】~電動化時代のスポーツカーを牽引する存在に~

新型プレリュードは、電動化時代における「スポーツカーの新しい形」を示した画期的なモデルです。なぜなら、環境性能と両立させた上で、高性能e:HEVシステムにより325馬力という力強い走行性能と、「滑空するような」これまでにない優雅な走りを実現したからです。24年ぶりの復活というブランド力に加え、ハイブリッドならではの静かで滑らかな加速(グライド)は、従来のエンジン車とは異なる新しいスポーツカーの価値を提供します。したがって、新型プレリュードは単なる復活車ではなく、次の時代のスポーツカーをリードする存在となることが期待されます。価格は高額ですが、その価値はホンダの技術の結集点として充分に見出すことができるでしょう。

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