VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の公式アナウンサーを務める春先のどかが、2025年9月末をもって同社を退職することを自身のX(旧Twitter)アカウントで発表した。直筆のメッセージと共に感謝の思いを綴り、多くのファンや関係者から惜別の声が寄せられている。

“ホロライブの声”として歩んだ4年間、そして新たな決意
春先のどかは、ホロライブプロダクションにおいて極めてユニークかつ重要なポジションを担う「公式アナウンサー」として、2021年の新卒入社から約4年間にわたり活動を続けてきた。彼女は単なる事務所の職員ではなく、その清楚なルックスと、明瞭で親しみやすく、時には番組を盛り上げる軽妙なトークで、数多のタレントたちを陰から支え、ファンとコンテンツをつなぐ「ホロライブの顔」としての役割を果たしてきた。
その仕事は多岐にわたり、公式ニュース番組「ホロライブニュース」のキャスターとして最新情報を届けるのはもちろん、『ホロライブフェス』や『hololive SUPER EXPO』といった大規模ライブイベントでは、数千〜数万人の観客の前で華やかに且つ円滑に司会進行を担当。新商品や新企画の発表動画にも数多く登場し、そのクリアな語り口はコンテンツの信頼性と質を高める大きな要素となっていた。タレントではないからこそ、等しく全てのメンバーとファンを祝福し、応援できる彼女の存在は、コミュニティ全体から深い信頼と愛情を得る礎となった。
今回の退職の決断について、のどかは公開した直筆メッセージの中で、「将来の目標を見据えての決断」と説明。新卒で入社した会社で得た貴重な経験に深く感謝しつつ、次のキャリアや自分自身の将来についてじっくりと考える時間が必要であると、その真摯な思いを綴った。この発表を受け、ホロライブタレントたちからは「最高のアナウンサーでした」「本当にお疲れ様でした」といった惜別のコメントが相次いだ。多くのファンもX上で感謝と応援のコメントを殺到させ、総エンゲージメント数(いいね、リポスト、コメントの合計)は82万を超え、彼女がいかに広く愛され、その存在が大きかったかを如実に物語っている。
なお、退職は9月末の予定であり、それまでは通常通り業務を継続する。残り数十日の間、最後まで公式アナウンサーとしての役割を全うし、ファンとの思い出を作っていく姿勢は、ホロライブというコミュニティの強固な絆と、物事にけじめをつける日本の企業文化を強く印象づける出来事となった。

【まとめ】コミュニティの礎を築いた公式の声の旅立ち
春先のどかの退職発表は、ホロライブコミュニティにとって、単なる人事異動ではなく、一個の「時代の象徴」が旅立つニュースでした。なぜなら、彼女は「ホロライブの公式アナウンサー」という唯一無二の存在として、タレントでも事務員でもない第三の立場から、コンテンツの信頼性を高め、全てのメンバーとファンを見守り、つなぐ「コミュニティの基盤」そのものだったからです。例えば、大規模ライブ「ホロフェス」で彼女の「本日はお越しいただき、誠にありがとうございます!」という凛とした声が会場を包み込んだ瞬間や、ニュース番組でタレントの大きな決断や成功を、誰よりも笑顔で、時には涙を浮かべて祝福する姿は、彼女が単なる進行役ではなく、ホロライブそのものの「心」の一部であったことを証明していました。したがって、彼女の旅立ちは計り知れない寂しさをもたらすと同時に、新卒で入った環境で大きな役割を全うした彼女の、次の人生への決断に心からのエールを送りたくなる、大きな共感を呼んだと言えるでしょう。その4年間の貢献は、ホロライブの歴史に太く刻まれる、かけがえのない財産です。
春先のどか | 所属タレント一覧 | hololive(ホロライブ)公式サイトホロライブプロダクションの女性VTuberタレントグループ「hololive(ホロライブ)」の公式サイトです。このページでは春先のどかの情報を掲載しています。
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