森保ジャパン、強豪メキシコとスコアレスドロー 海外組が攻守で存在感示すも得点ならず【国際親善試合】

■サッカー男子 国際親善試合 日本代表 0ー0 メキシコ代表(7日、アメリカ/オークランド・コロシアム)

サッカー男子日本代表(FIFAランク17位)は現地時間7日、国際親善試合でメキシコ代表(同13位)と対戦し、0-0の引き分けに終わった。FIFAランク上位の強敵に、攻守で互角以上の戦いをみせた一戦となった。

森保一監督率いる日本代表は、先発メンバーを全員海外組で構成。GK鈴木彩艶、DF渡辺剛、板倉滉、瀬古歩夢、MF遠藤航、三笘薫、南野拓実、堂安律、鎌田大地、久保建英、FW上田綺世という布陣で臨んだ。

試合は初盤から日本が積極的に攻勢をかける。開始4分、久保が敵陣右でボールを奪いファーストシュートを放つ。11分には左サイドで三笘がパスカットからドリブルで突破、中央に折り返したボールを久保が強烈な右足シュートで叩き込もうとするが、メキシコGKの好セーブに阻まれる。15分には堂安がロングボールに反応しチャンスを演出するなど、日本が前半の主導権を握った。守備では三笘や堂安がカウンターに素早く対応し、ピンチの芽を摘んでいく。

後半も日本はチャンスを作り続ける。開始早々、久保のシュートがDFに当たり、こぼれ球を上田が詰めるもGKに阻まれる。8分には右サイドで堂安と久保の連係からクロスが上がり、フリーとなった南野がゴール前でダイレクトボレーを決定的な形で放つが、これはバーの上にわずかに外れる。

23分には、メキシコのセットプレーからのヘディングシュートをGK鈴木が驚異的な反応でスーパーセーブ。鉄壁の守備でゴールを守り抜いた。終了間際にはメキシコが退場処分者を出し、フリーキックのチャンスも得た日本だったが、得点を奪うには至らず、試合はスコアレスドローで幕を閉じた。

2026W杯アジア最終予選を1位で突破した日本代表。森保監督は試合前、「我々より上位のチームと対戦できることは、これまでやってきたことを確認するに当たっても素晴らしい機会」と語っていた。強豪メキシコと互角にわたり合った内容は、世界への挑戦に向けた手応えを得る一戦となった。

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